宮古市役所からの貴重なご意見及び 岩手県宮古市へ寄贈させていただきましたマイクロバスの現在の様子 10月28日活動報告 フォトギャラリー
9月16日、ウルトラマン基金はオリジナルのデザインが施されたマイクロバス2台を、岩手県宮古市及び大槌町に寄贈させていただきました。
その寄贈先のひとつである、宮古市役所からいただきました貴重なご意見をご紹介させていただきます。
(写真 右から順に)
宮古市 総務企画部長 坂下 昇 様
宮古市 総務企画部 財政課長 野崎 仁也 様
宮古市 総務企画部 財政課 管財担当 多田 康 様
宮古市では、東日本大震災により今までの住まいから仮設住宅へ移らなければならない方々や、学校を変えざるをえない方々の負担を軽減させるため、市が保有するバス以外にも民間のバス会社に協力頂いて子どもたちを学校へと送迎していますが、未だ道路状況は決していいとは言えず、大型バスでの移動が困難な場所もあり、ウルトラマン基金から頂いたマイクロバスが大変助けになっています。
バスの贈呈から数日間は宮古市役所に停めていましたが、皆さんからの関心も高くて、通りがかりの方々が記念撮影を行ったり、運行状況の問い合わせも頂戴しました。
今は通学の一区間を担当してもらっていますが、他のバスに乗る子どもたちからはあのバスに乗りたいと言われるなど、綺麗に、そして愛着をもって学校の方々には使って頂いてます。
被災地域ということもあり、瓦礫や泥で町一帯が土色になっています。しかし、明るい色をしたバスが町を走ることで気分も明るくなると肌で感じています。
復旧や復興には一定期間が必要となりますが、その期間も含めて、その後の学校の行事においても長期的にバスを活用させて頂きたいと考えています。
ウルトラマン基金については今まで存じ上げていませんでしたが、先日、宮古水産高等学校で開催されたウルトラヒーローショーには多くの方々が集まり、賑やかな子どもたちの姿に大人たちも大変安堵するという光景がありました。
今後も子どもたちが元気に振る舞えるように、そして子どもたちも心に傷を負っていると思いますが、心のケアという意味でもウルトラマン基金にはこのような支援活動を長期的に続けて頂きたいと思います。
私たちは、宮古市の復旧・復興に向けて子どもたちの心のケアのみならず多方面から子どもたちの未来につながる取り組みを行っていきたいと思います。また一方で、災害のことを伝えていくのは辛いことですが、今般の震災を風化させない仕組みも作っていきたいと考えています。
復興に向けては行政だけで動き出しが難しい面があると思いますので、ウルトラマン基金には様々な面からお力添え頂けることを期待しています。